富士エレクトロニクス株式会社

リアルタイムのデータ分析実現や物流アウトソーシング先3PLとの連携で
経営判断のスピード化と精度を向上

日々刻々と変化するグローバル市場の状況や顧客のニーズにあわせ、迅速かつ柔軟に対応できるスピード感や精度が商社には求められている。そのためには、海外に散在する拠点を1つのシステム基盤で統合し、業務を統一することで、リアルタイムに情報を分析できる仕組みを実現することが必要になる。タイ、シンガポール、香港、上海、米国の5つの拠点で個別に導入されていたERPシステムを、クラウドサービスを活用して統合し、リアルタイムにデータ分析が可能な仕組みを構築した事例を紹介する。

導入製品 A.S.I.A.GP 在庫の可視化 クラウド グローバル

  • 導入前

    • 海外拠点でそれぞれERPを導入していたので仕事のやり方やシステム連携に課題
    • データが月次での取得のため求める経営判断のスピードや精度に対応できない
    • IT担当者が少ないためハードウェアの保守やメンテナンスに工数を割けない
  • 導入後

    • ERPを1つの基盤に統一したことで同じタイミングで各拠点の情報を分析できる
    • リアルタイムのデータ分析やシステム連携により意思決定支援をさらに強化
    • クラウドサービスの活用でハードウェアの保守やメンテナンスの工数を削減
  • POINT

    • タイ、シンガポール、香港、上海、米国の5つの拠点を1つの基盤で統一する
    • ETLツールやBIツールの活用で経営判断につながるデータをリアルタイムに入手する
    • ERPと物流アウトソーシング先3PL (third-party logistics)の連携でより一層スムーズな物流処理を実現する

海外拠点ごとに別々のERPを導入経営判断のスピードと精度に課題

「2008年のリーマンショック直後から、アジア地域に生産拠点を置いている我々のお客様は、市場の状況にあわせて、きめ細かい生産調整を行っています。こうしたお客様の変化や要望に、柔軟に対応するスピード感が商社には求められています」と話すのは、富士エレクトロニクスの業務推進室 部長である引田則郎氏である。

富士エレクトロニクスは、1970年に設立された半導体専門の独立系商社。世界中から最先端の半導体、電子部品、電子機器を調達し、国内外の顧客に供給している。グローバルビジネスの一環として、香港、上海、シンガポール、タイ、米国に生産・販売拠点を展開。常に顧客が求める最適な製品と品質を追求している。

同社の海外拠点では、それぞれに違うERPを導入していたので、仕事のやり方もそれぞれで、システム間も連携されていなかった。引田氏は、「財務状況や営業情報が月次でしか把握できませんでした。グループ企業でありながら別会社のような状況で、商社に求められる経営判断のスピードと精度に対応できませんでした」と当時を振り返る。

「売り上げが“約10億です”というのと“9億5000万円です”というのでは、在庫にしろ、仕入れにしろ、大きな誤差が出てしまうことが課題でした」と引田氏。そこで2010年より、海外拠点のすべてに同じERPシステムを導入すべく検討を開始。グローバルERP・会計システムである「A.S.I.A.」の採用を決定した。

企業紹介

富士エレクトロニクス株式会社

設立1970年9月1日
従業員数単体353名(男275名、女78名/平成28年3月期)
資本金48億3,505万円
URLhttp://www.fujiele.co.jp/

事業内容
内外半導体、集積回路、マイクロコンピュータおよび関連機器、各種機構部品、A/D・D/Aコンバータおよびマイコン開発支援装置の開発・設計・国内販売と輸出入

会社概要
「常に最先端の技術による最新の製品をご提供する」という企業理念に基づき、1970年の創業以来、世界各地の優れた半導体、電子部品、電子機器を、一貫して取り扱うエレクトロニクス専門商社。長年培った設計開発技術による製品開発と安定した供給体制、デザイン・インに象徴される万全のサポート体制と提案力、グローバルなネットワークを駆使した情報力など、独自のコンピタンスを生かした最適な製品とサービスを提供している。

pagetop